ますます高まる商標登録の重要性!

情報化社会ではもっと商標に関心を!

 パソコンが普及してホームページが簡単に作成できるようになり、小さなお店でも自店のホームページを作成し商品やサービスの紹介を行うことが多くなっています。ホームページは、 インターネット上に自店の情報を公開することによって、商品やサービスを今までよりも広く知ってもらえるという利点がありビジネスの幅が広がることが期待できます。 商標登録済み?商標権侵害? しかしながら、ホームページを作成したために、これまでは考えもしなかった問題が突然生じることがあります。

商標登録済み?商標権侵害?

 例えば、名古屋地域だけで商売をしていてこれまで何の支障もなく店名を使っていたのに、ホームページに掲載した途端、東北地域の全く見知らぬ会社から「商標権侵害だ!」と言われる、といったような問題です。この問題は、自らホームページを作成した場合に限りません。例えば、インターネット上の「電話帳」に店名が載ったり、お客さんが作るブログでお店や商品等が紹介された場合にも、同様の問題は生じ得ることになります。

 このように、インターネット上に店名や商品名等の情報が流れた途端に、思わぬところから商標権侵害だと言われるケースが最近増えています。

 そもそも他人の登録商標と同じような商標を無断で使用することは避けるべきですが、地域で小規模に商売をしている限りでは、他人の登録商標と同じような商標を知らずに使っていたとしても、それが発見されることは少なかったと思います。ところが、インターネットで世界中に情報が発信されることにより、商標権侵害だと言われる可能性は格段に高くなっています。

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 この場合、「何年も前から使っている名前だから」という理由だけでは、商標権侵害を免れられません。確かに、例えば、使用している商標が、自分の商品やサービスを表すものだと一般の需要者に広く知られているといった事情があれば、侵害を逃れられる場合もあります。しかしながら、それを立証するための負担は小さくなく、また必ず立証できるという保証もありません。そもそも、そのような事情がなければ、商標権侵害の責任を負わなければならないことに変わりありません。

 情報化社会の中で商売をする以上、このような商標権の問題は避けて通れません。これから商売を大きくしていこう、と考えているのであれば尚更です。したがって、これまで以上に商標というものに関心を向けるべきなのです。

参考:商標登録にまつわる トラブル事例

 このような商標権侵害に係る問題に対処するためには、まず自店の店名や商品名等が他人の登録商標と同一又は類似でないかを調査してみる必要があります。もし同一又は類似であることが判明したら、弁理士等の商標の専門家にご相談された上で善処策を講じることをお勧めします。

 一方、大丈夫であれば、できるだけ早急に自店の店名や商品名を商標出願されることをお勧めします。その時点では大丈夫でも、他人に先取りされて登録されてしまう可能性が否定できないからです。

 なお、商標調査や商標出願に関しても、できるだけ弁理士等の商標の専門家に委任されることをお勧めします。専門家でなければ判断できない事項が多いからです。

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